『ティリス大陸』【2】

ティリス大陸の地理について
(イルヴァの地図製作挿入予定)
(ノースティリスの地図制作予定)

『ティリス大陸』
<The continent of Tyris>
星の北半球にある大陸です。
大陸の半分ほどが氷河に覆われ、北東側は未踏の地となっています。

大きく分けてノースティリス・サウスティリス・大氷河と呼ばれています。
パルミア王国・ザナン王国・ジューア国・メイルーン王国が存在します。

このページでは、サウスティリスについて紹介しています。

ノースティリス・大氷原へ 『ティリス大陸』【1】


サウスティリス

ティリス大陸の南方を指します。
大多数を占めるジューア人を中心に、多数の遊牧民が生活しています。

ジューアは、拠点となる町のほかに、異大陸や北の国境からの侵略者、他の遊牧民、
ならず者からの襲撃に備え、監視の役割を果たす多数の小規模な村を各所に築いています。
村とはいえど数十人規模の身軽な集団で、対処出来ない敵が現れた際、速やかに拠点へと
撤退出来るよう、最低限の物資だけを備えています。
基本的に治安が悪く、サウスティリスからノースティリスへ関所を通して入国する場合
厳しい検閲を受ける事になります。

海を挟んだ諸島には、ザナンとロスリアが存在します。

【ジューア国】

<Juere>
サウスティリスの大部分を占める国です。
国家の体は成しておらず、遊牧民達の大きな群々で構成されています。
過去の遊牧民の最大派閥の名「ジューア」から、サウスティリスに住む民々を総称して呼ぶようになりました。

トライアン

トライアンは、サウスティリス中央部に位置する、広大な森の奥深くに築かれた
ジューアの持つ拠点の中でも特に堅牢に作られた砦です。

華やかさには欠けますが高い防衛機能を誇り、ジューアの頭領が住む拠点となっています。
広大な草原を棄て森の中に強固な砦を築くことは、自由と草原の民としての自負心を
放棄しているように映るため、他の遊牧民から「森の中に隠れた臆病者」と蔑まれる事もあります。

トーマット

トーマットは、サウスティリスの東、ザナン王国との対岸に位置する町です。

元々はサウスティリス侵攻拠点として、ザナンにより築かれた港町でしたが、
ザナンがサウスティリスから撤退した後に、ジューアに占領されました。
その後、ジューアによって防衛力を強化され、サウスティリスの貿易拠点となっています。
ザナンは数回に渡りトーマット奪還作戦を企てましたが全て失敗に終わり、
別の港街を建造しようとしましたが、ジューアによって破壊しつくされこちらも失敗しています。
サウスティリスの中では比較的秩序が保たれており、
特に遊牧民同士がトーマットで争う事はご法度とされています。

港には商船や旅客船が行き交い、
海路はアルティハイトだけでなく各大陸の都市へ向けて伸びています。
市場には様々な大陸からもたらされた品々が並び、多様な文化の渾然一体とした様が見て取れるでしょう。

キオス

キオスは、サウスティリス南部、湖の傍に位置する拠点です。
サウスティリスの中心都市として栄えています。

カーリア

カーリアは、サウスティリスの北東に位置する、岩山に囲まれ築かれた拠点です。


【ザナン王国】

<Zanan>
ティリス大陸南東、サウスティリスに隣接した島国で、
小さな国土でありながら強力な軍事力を有し、古い歴史を誇る王制国家です。
第一部冒頭の時点において、国王は病に臥せっており、皇子が権力を掌握しています。

その全容は謎に包まれており、場所柄、ティリス大国への侵略者や隣接するジューアとの
戦闘が絶え間なく続き、一度はエウダーナ国の支配下に置かれた時代もありました。
それゆえ軍事的色合いの強い、厳然たる階級制度・奴隷制度などが定着しており、
秘密主義で排他的な特色を持つに到りました。

軍事国である故、良質の武具や、医療品を生産・輸出しています。奴隷取引も大きな資金源となっています。

首都ラインスヘイル

ザナンの南西、島の端に位置しています。
王家の城と、国軍によって強固に守護された貴族の暮らす街です。

街に必要な施設が揃っていることはもちろん、
大きな教会、貴族や軍人を楽しませるための芝居小屋や音楽私設などが充実しており、
港が近いため、珍しい品物の取引などが盛んに行われています。

アルティハイト

ザナン首都の近くにある小さな港町です。
ザナンの通商窓口となっており、貿易や漁業が盛んに行われ活気に満ちた町です。

少年期のヴェセルとエリシェが辿り着いた港であり、二人は孤児院から拒否されたのち
しばらくの間、ここで浮浪生活を送っていました。
ヴェセルが軍に仕官するようになった際、二人は共にこの港町を離れ、首都へ転居する事になります。

エルガ

ザナンの南端に位置する、丘の上の街です。一年を通して穏やかな風に恵まれるこの土地には
独特の彩色が施された風車が多く建てられ、また、貴族たちの避暑地として古くから親しまれてきました。
丘を下り内海の岸沿いを北へ少し進んだ所に、アルティハイト・首都ラインスヘイルへと続く大きな橋が
架かっています。
サイモア皇子の実母、エリンドレイの生まれ故郷でもあり、幼少期のサイモアは度々ここへ滞在していました。

サイモアの研究所

サイモアが、森を秘密裏に研究していた際に使用されていた研究所です。
第二の異形の森に一つと、サイモアの暮らしていた宮殿の地下に小規模のものがありました。

ラーネイレ一行は、研究資料が持ち去られ放棄されたこの場所で、
初めてヴァリウスと対峙しました。

【ロスリア共和国】

エーテルとメシェーラの真実が明かされた後、ヴァリウスによって、
サイモアの研究していたエーテルの森を拠点に作られた共同体です。

ロスリアは、この森の存在により巨万の富をうる事となり、
ザナンは二つの国家に分裂しました。
元のザナン王国を二つの湾で縦に分割するように、森のある東側がロスリア共和国、
首都のある西側がザナン王国となっています。
人類の存亡を盾にし、レム・イドの協調文化の理想形を目指して築かれましたが、
三年と持たず政治腐敗に悩まされています。

各地から救いを求めてやってきた多様な人種で構成されており、
森を育てるための、専門の知識人と働き手が多く存在しています。
ヴァリウスの思想に賛否があろうと、故郷を離れがたく思う旧ザナン人が多く暮らしています。

エリンドレイの森(第二の異形の森)


ザナン国

分裂後のザナンの玉座に王はおらず、ヴァリウスが降りた宰相の座が引き継がれ、国を動かしています。

  • 最終更新:2014-01-30 18:26:07

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