基本情報・用語
世界観の理解の助けとなる情報や用語などのまとめです。
- 基本
- ゲームシステムとイルヴァの世界観の違い
- Elona
- 言語
- 物語
- クイーン・セドナ号
- 冒頭のプレイヤーの行動
- プレイヤーの物語への関わりについて
- ラーネイレについて
- 古びたお守り
- メシェーラ
- 星を食らう巨人
- エーテル
- エーテル病
- エーテルの風
- ジャビ王死後のパルミア
- 三つの魔石
- 宗教
- 常闇の眼
- ネフィアの永遠の盟約
- 白子
- ザナンのその後
- ロイター
- アイテム
- エーテル抗体
- クラムベリー
- スクーマ
- 大麻
- アピの実
- ★ラグナロク
- その他
- ヴェセルとロイターの眼について
- 終末
- ゼイレン
- イルヴァの天文について
- 神の使徒
基本
ゲームシステムとイルヴァの世界観の違い
基本的に、メインシナリオの物語に即した世界設定となっています。
【物語設定ではないゲームシステムの具体例】
・三日での死者の復活、建物の再構成
・人間が卵生である
・エーテル病の定義(本来はガン程度の発症率、劇的な進行は稀である)
・エーテルの風でも避難しない人々
・エーテルの風の時期が必ず3の倍数月と厳密であること
(エーテルの風は、ティリス地方ではゲーム中のよりもずっと脅威は少ない)
・神の影響・電波・降臨
・存在しないモンスター(クトゥルフやハードゲイなどのパロディ、日本的な人種)
・モンスターの繁殖比率(実際はもっと少数)
・水の希少性(純度は低いものの、飲料水は豊富である)
・井戸の水質
・原子爆弾『Cat's Cradle』の存在
・人外でも受け入れるラファエロ(ただし彼の守備範囲が相当広いのは事実)
・地殻変動とネフィアの発生。
(実際には地殻変動みたいなのは起こらず、ネフィアも発生しない。
すでに十分な数のネフィアが古代から存在している)
・殺人は合法である
・帰還などの遠距離転移失敗時の移動先
・依頼で同行者がいる場合の長距離転移は違法である
・冒険者への給料の支給
(一般の冒険者への給与制度は基本的に無し。
ただ、ネフィアの探索への援助金や、パルミアがスポンサー(あるいは雇用)
をしている冒険者などへの給与はある)
・権利書等の土地所有や管理の仕組み
・すくつ立入り許可の仕組み
・サイバードームの外観、名前
(自動ドア等はあるが、サイバードームやその設備は、
ゲーム中のよりももっと古い遺跡のような外見をしており、名前も違うものになる)
・ヴェセルのラグナロク所持による終末(本来普通の剣を持ち歩いている)
等。
Elona
(noa氏)
ゲームのタイトルのEternal League of Nefiaについてですが、
これは、まずElonaという名前を、響きが気に入ったのでゲームタイトルとして採用し、
その後に無理矢理つけたものです。なので、もともとコアな設定があったわけではありません。
そもそも、Elonaの開発においては、世界観もシステムも風呂敷を広げるだけ広げ、
ある程度形が見えてから個々の項目を仕上げ磨いていく予定でした。
実際には仕上げる段階にたどり着くまでに止めてしまったのですが。
永遠の盟約(eternal league of nefia)というタイトルをつけのも、
ちょうど語呂が良かったのと、特に個性的な単語でないだけに、
後からいくらでも解釈をつけられるだろうという目論見があったからです。
言語
シエラ・テールの言語体系はほぼ全て、「ヴィンデールの奇跡」後の生き残り達が使用していた、
レム・イド紀の共通語「エルシアン」から派生しています。
517年時点、シエラで最も広く普及している言語は、エルシアンから派生した「共通語」と
一般に呼ばれる言語で、これはエルシアン特有の難しい発音などは廃れ、簡便なものとなっています。
原型のままのエルシアンは書物の中だけに存在していますが、シエラ・テールの生き証人筋である
エレア、特にヴィンデールの森に住むエレア達の間では、未だエルシアンの古い発音を使った
単語が使用される事もあり、その中でも人や土地などの名前へ好んで適用される趣向が見られます。
エルシアン風の名前例: ラーネイレ、オルサミレ
共通語発音に則る現代式の名前例: ロミアス、エリシェ
また上記以外にも、シエラ・テール時代のイルヴァの地名や星などの名前は、古くから存在するもの、
エルシアンと現代共通語の発音が混在しているものが散見されます。
物語
クイーン・セドナ号
物語冒頭にて主人公が乗り込んだ商船です。突発的なエーテルの嵐により沈没してしまいました。
「クイーン・セドナ」という船名は、古い伝説上の女王の名から取られたものです。
(noa氏)
イルヴァでは、ほとんどの国で、船名は貴族・王族・有名人などの名前、
あるいは伝説上の人物から命名されます。
冒頭のプレイヤーの行動
Q・主人公が洞窟で目を覚ました時、川辺で倒れていた所を見つけ、治療してここまで運んできた、
とロミアスに言われますが、海で投げ出されて川辺で倒れているのは何故でしょうか?
(noa氏)
意識を半分失いながらも川沿いを登って途中で力尽きたというのが、一番よさそうです。
近くに川がないのは、ワールドマップでは描写できないような細い川だったと解釈してください。
プレイヤーの物語への関わりについて
Q・第一部の物語にプレイヤーが間接的にしか関わっていないのはあえてでしょうか?
また、プレイヤーは、ラーネイレたちの物語を《常闇の眼》で知ったと解釈していますが、いかがでしょうか?
(noa氏)
これは、既にある程度出来上がっていたElonaに、ストーリー部分だけを前作から持ってきたため、
プレイヤーが入る余地が最初からなかったからです。
また、ゲーム的にもあのストーリーに絡めるのは難しそうですね。
おっしゃるとおり、ラーネイレたちの物語を知るのは秘法を入手した後です。
突き詰めて考えると、Elonaの世界とカットシーンのストーリーは、矛盾していたり、
感覚的にそぐわない部分が多くあると思います。そのギャップを楽しむぐらいが私のお勧めです。
ラーネイレについて
Q・オルフェが「風を聴く者」について言及していますが、
ラーネイレがこれからの歴史的において、非常に重要なファクターであることを
示唆しているという解釈で間違っていませんか?
(noa氏)
Elonaの方でどのように説明したかあまり覚えていませんが、
ラーネイレは一部の物語の最後で死んだと思います。
ヴァリウスがつれてくるエレアの少女は別人です。
ただ、ラーネイレの意思や何かの遺物が物語に関わってくることはあるでしょう。
古びたお守り
Q・プレイヤーの最初から所持している、「古びたお守り」に設定はありますか?
(noa氏)
これはエーテルウィンドのオープニングで、ラーネイレが主人公に渡すお守りだったと記憶しています。
メシェーラ
ナーク・ドマーラの時代、ある生化学者が作り出した細菌です。
元々は人々の利益となるはずの物質でしたが、制御不能となりイルヴァ中に繁茂してしまいました。
その事実は、ひっそりとメシェーラ菌を抑制していたエーテルを消費し過ぎた結果、
メシェーラ菌が猛威を奮い出した時点でようやく明かされました。
メシェーラ菌を開発・創出してしまった、その優秀な人物は、
いまだイルヴァのどこかで生存しているようです。
(脳だけの状態、または文字通りの植物人間として、との事です)
物語中において、数多の怪物を生み出しているのはメシェーラではなく、エーテルです。
星を食らう巨人
ザナンの皇子がメシェーラを表現した言葉です。
民衆に、悪鬼のような巨人が出現するように思わせた方が、インパクトが強いと見てのプロパガンダでした。
しかし、実際のメシェーラが世界に充満する恐ろしい細菌群である事から、比喩として正しい表現とも言えます。
エーテル
レム・イドの後期に発見された、木々より抽出される新エネルギーです。
無害かつ非常に有益なエネルギーであり、大量に搾取された事がレム・イドを滅ぼす原因となりました。
木々から発せられる自然なエーテルは、有害な細菌メシェーラを抑制する効果を持ちます。
高濃度のエーテルと、狂暴な怪物を異次元より召喚するまじないのかかった武器も存在するようです。
エーテル病
シエラ・テールにおいて、メシェーラ菌に依存する種族が多数現れましたが、
メシェーラ菌と共生関係にある種族にとって、エーテルは有害であり、死をもたらす毒素となってしまいました。
エーテルの摂取によって病として表れる症状を、エーテル病と称しています。
全ての生物がエーテルに対する発病因子を体内に宿していますが、存命中に症状の出る者は少ない様です。
(noa氏)
エーテル病の進行スピードはゲーム内よりもずっと緩やかです。
また、症状が出る物は決して少なくはありませんが、重度の症状が出たり、
若くして発病するのは少ない感じです。
リリィのような発症は異例です。
【エーテル病の症状】
具体的には、凶暴化、飲料水への異常な依存、身体部位の増殖や膨大化、脳機能の縮小など、
甚大な被害の多い症状が現れます。
病状が悪化すれば確実な死が待っています。
治療法が確立されておらず、対症療法しか出来ない不治の病であるため、
金銭面に余裕の無い者にとって耐えがたく恐ろしい病だと言えます。
(noa氏)
重力や空間・気圧などはゲーム的なアレンジです。
エーテルの風
3の倍数の月、3月・6月・9月・12月の始めごろに、エーテルが活性化し、風として吹き荒れる現象が起こり、
その恐ろしい毒風が、「エーテルの風」と呼ばれています。
期間内は、海が大荒れするため、船乗りはその時期を避けて運航しています。
また、普段より高濃度のエーテルに晒されることとなり、エーテル病が凄まじい勢いで進行します。
さらに、エーテルを好む狂暴な怪物がいずこからか出没する事から、大変危険であるため、
各所に無料の避難場所が設置され、携帯用シェルターも販売されています。
ジャビ王死後のパルミア
Q・現パルミア王暗殺後、スターシャ王妃はスターシャ女王となっているのでしょうか?
そもそもパルミアは国として機能していますか?
(noa氏)
これは特に決めていませんでした。
スターシャ王妃は民からの人気も高いので、女王に君臨してもかまわないと思います。
パルミアはElonaの中ではまともな方の国なので、もちろん機能しています。
三つの魔石
レシマスの秘法とゼームを封じるための魔法網を支え、解く鍵となる魔力の高い石です。
魔石には触れた者を虜にする力が備わっており、
所持者の人格にまで影響する程の魔力を持っていると言われています。
宗教
Q・ザナンで礼拝の日がある、とありますが、ザナンの宗教はパルミアと同じものですか?他国の宗教は?
(noa氏)
ご存知の通りメインストーリーには神様は登場しません。
エーテルウィンドを考えた時には、Elonaのように神様が影響力を持つ世界を想定していませんでした。
ストーリー自体、Elonaの世界観とはやや趣が異なりますね、それはそれで面白いのですが。
特に国家ごとの宗教というのはいらない気もします。
あるいは、Elonaで登場する神々全てを含めた神話の体系を信仰しているような感じでいいと思います。
農作物の収穫時にはクミロミを称える祭典などがあり、病気が蔓延した時にはジュアを祀る云々です。
常闇の眼
この世の歴史と智慧の全てが収められている書物です。
台座から本を離した瞬間、魔力は失われ、その後の歴史が記載される事は無くなってしまいます。
台座に戻しても、魔力は復活しないようです。
(モデル:エルリック・サーガに登場する書籍)
ネフィアの永遠の盟約
(noa氏)
永遠の盟約とは、神々が古い時代に現在のネフィアで交わした協定です。
破られると神同士での戦いが勃発し、地上に神々が干渉し、末には最終戦争が起こる、といったものです。
メシェーラや、シエラ・テールの存亡といった程度の問題ではありません。
elonaの中で語られる断片的な時代やストーリーに収まる物ではなく、もっと大規模なものです。
作中で紹介されている世界や物語は、Elonaの宇宙誕生の歴史の中の一片に過ぎず、
メシェーラ関係の物語(第二部)が進んでも、永遠の盟約が密接に関わってくることは、
もしかしたら無いかもしれません。
永遠の盟約 = ネフィアの秘法ではありません。
永遠の盟約は何かの同盟・あるいは相互条約のようなものです。
エウダーナで発見されている秘法も、常闇の眼とは別物です。
これは一解釈に過ぎないので、参考程度に聞き流してもらっても結構です。
白子
病弱に生まれ付く者が多いためか、ザナン国内においては忌むべき印と捉えられています。
ザナンのその後
Q・ロスリアと分かたれたザナンは、王位継承者無き今、どういう政治体制になったのでしょうか?
セビリス(クライン)が関わる予定はありましたか?
(noa氏)
政治体系はほぼ変わらなかったと思います。
具体的に考えていたわけではないですが、セビリスの王復帰はあるでしょう。
サイモア失踪後、レジスタンスを率いる者として活躍しています。
ロイター
Q・ロイターがずっとヴェルニースの酒場に居座っているのは何故でしょうか?
(noa氏)
ロイターは、ゲームの内容的に動かす必要がなかったのと、
ヴェルニースの街の特徴の一つとして、手をつけずにいました。
エーテルウィンドの方の設定では、ヴェセル一向の行く手に何度となく現れては邪魔をする・
目論見を阻止する的な役割を持っていました。
アイテム
エーテル抗体
エーテル病を治療するためと銘打った抗体が存在しますが、内容は精査されておらず、
効果も眉唾ものである上、貴重かつ非常に高額です。
特効薬と偽り、効果の無い偽薬を売り捌く詐欺師も多く存在します。
(noa氏)
抗体は物語では実質存在しない、ガンの特効薬のような、あまり期待できない類の薬です。
クラムベリー
クラムという小低木に実る、薬効のある小さな実です。
正しい使い方をすれば良質なクリムエールの原料や、薬として有用ですが、
乾燥させたものが、麻薬として流通している事がままあります。
クラムの木はイルヴァの至る所に自生しているため、
自家製でのクリムエールや麻薬を製作するものも多く存在します。
【クリムエール】
クラムベリーの実を使用した、甘くクリーミーで白濁色の、まろやかな口当たりのエール酒です。
実の毒性は、醸造する際にほとんど消えて無くなります。
【麻薬としてのクラムベリー】
乾燥させた実を粉末状に加工し、お香のように焚き染める方法、
さらに強い効果を求める者は煙草のように煙を直接摂取しているようです。
詳しくは赤の表紙の本、クラムベリー中毒の項へ。
外観は地球上のクランベリーに相似しており、外側は赤く、内側は白い果肉です。
実はクランベリーとは異なり、乾燥や加工時には赤色は消え、白い色が残るため、
クリムエールやクラムベリーの粉末は白いものとなっています。
スクーマ
マンドレイク(elona内モンスター)と、サトウキビに似た植物の抽出物を配合した麻薬です。
元ネタはThe Elder Scrollsシリーズのスクゥーマ。
大麻
アサと呼ばれる植物の、薬効成分を多く含んだ花穂や葉を乾燥した物や、抽出した樹脂より得られる麻薬です。
本来のアサは豊富な繊維の取得や医療目的の薬効、食用など、非常に有用なものです。
元ネタは現実の大麻・マリファナ。
アピの実
(noa氏)
ナウシカのチコの実、または梅干の仁のイメージです。小さいけど栄養があって、長靴一杯食べたい感じ。
★ラグナロク
恐ろしい呪いをかけられた、滅びの運命をもたらす剣。
(noa氏)
あくまでユニークアイテムで、物語中でのヴェセルは普通の剣を振るっています
その他
ヴェセルとロイターの眼について
Q・ヴェセルのドットが、赤と青のオッドアイなのは、FSM素材から引っ張ってきたままだからでしょうか?
それとも公式設定になっていますか?
(noa氏)
オッドアイになっていたのは気づきませんでした。
イメージ的にはオッドアイなのはロイターの方です。
ただ、彼はFSM素材のままだと、やや小者っぽい顔をしていますね。(大物風にしたかったとの事です)
終末
かけられたまじないによって、別の次元から、エーテルと怪物を召喚しているようです。
ゼイレン
Q・ゼイレンについて
(noa氏)
ゼイレンについては、何か世界の重要な秘密が隠されているという設定以外はありません。
ストーリーが飛躍した時や膨らんだ時のための受け皿のようなものです。
イルヴァの天文について
惑星イルヴァは大きさの異なる3つの太陽を軸とした星系に存在し、多数の衛星に彩られた夜景は
実に賑やかなものとなっています。
太陽
・ヴァーラ 一般に「太陽」と呼ばれる星です。地球の太陽に相当する、星系の中心です。
ヴァーラの周囲を二つの小太陽が回っており、イルヴァは更にその外側を運行しています。
・サウラ 小太陽。ヴァーラの衛星。
・ヌーロス 小太陽。ヴァーラの衛星。
イルヴァの衛星
・ラクリナ かつて存在した姉妹月の一つで、実験の時代に破壊されました。
現存していれば地球の月の倍程の大きさで、今もその破片の多くがイルヴァの外宇宙を漂っています。
・ルシ 姉妹月の一つで、地球の月の5割り増し程の大きさです。青白い光を放っています。
・リュン 赤く輝く気まぐれな月です。昼に出たり、夜に出たり、姿をあらわさなかったりします。
・ミーエスユ 一年の決まった時期にだけ現れる月です。
神の使徒
一般には永遠の盟約締結後、地上に干渉できない神の手先として働くことになる者達の呼称ですが、
はじまりの時代から既に少数の優秀な個体は神より神格を与えられ、各種族の指導者・象徴として
活躍していました。
- 最終更新:2014-01-30 18:20:22